50年変わらない日本人の「生産性」は悪なのか?

概要

労働生産性の国際比較という調査結果より、1970年から2016年まで、日本人の生産性の順位はほぼ変わっていないことがわかっている。調査国の中で最低の生産性を維持し続けているのだ。

ここ数年、働き方改革が声高に叫ばれており、それに連動して「生産性を高めよ」という言葉をさらに聞くようになった。現実を見ると、働き方改革により、残業時間や会社にいる時間が制限される一方で、それ以上の成果を求められる組織が増えている。この約50年間で、我々の生活は機械化、IT化が進み、以前より効率的に便利に仕事や生活ができるよう技術は進歩している。何故こういった結果になったのだろうか。この50年の状況を今さら「働き方改革」をしたからといって、急激に転換できるのか。数値が低いからだめだというのは、固定概念ではないのか。

そもそもこうした指標を掲げることに意味はあるのだろうか?

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1809/25/news009_2.html

2つ以上の立場からの客観的情報

https://www.excite.co.jp/News/bit/E1493359404277.html

①1人当たり労働生産性=GDP/就業者数

②時間当たり労働生産性=GDP/総労働時間(就業者数×労働時間)

【諸外国情報】

フランスの場合

法律で5月1日から10月31日の間に4週間の有給休暇を取得しなけばいいけないフランスの1人当たりのGDPは18位。労働生産性は7位。

イタリアの場合

イタリアでは8月に1か月近くの長期休みを取る人が多い。1人あたりのGDPは日本が3万6230ドルで20位、イタリアが3万5219ドルで21位。

⇒休みが多いイタリアと休みが少ない日本の生産性はほぼ僅差なし。

【日本の情報】

何故生産性が上がらないのか

・ワークシェアリングをしてきた

https://biz-journal.jp/2018/03/post_22665_2.html
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バブル経済崩壊以降のおよそ20年間の日本の実態は、GDPも就業者数も、横ばいに近い右肩下がり、失業率も低いまま⇒平均賃金はずっと減少傾向。

⇒つまり日本はワークシェアリングをしてきた。個別の企業でも付加価値が減った分を雇用削減ではなく賃金引き下げで対応してきた。

・サービスの品質が高い割に価格が安い

日本のサービス業生産率はアメリカの半分以下

https://www.jpc-net.jp/study/

・何故日本は残業が多いのか

https://president.jp/articles/-/19677

・会社員に求められるのは、どんな状況にも対応できる柔軟性。専攻分野などは重視せず、使い勝手のいい人、いろいろできる可能性のある人材を採るのが日本的な採用。

・欧米では一人一人の仕事内容が限定されているが、日本では明確に決められていないため完全に仕事が終わらない

仮説

生産性が低いのは事実なので、そこを受け止める必要がある。給料が低く、残業が多いのでは仕事に対するモチベーションは上がらない。また、手広く仕事をこなす人材ではなく、より専門性に特化した人材育成を務め個々の能力をあげる必要があるのではないだろうか。

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